身近な場所でいつでも手に入れられる簡易的なプラスチック製の食器は壊れてしまっても同じものをすぐに購入できるなど便利ですが、これらの食器には出せない使い続けるほどに出て来る独特な味わいがあり、より一層大切に取り扱ってずっと使い続けたいと思える食器が、陶器でできた食器です。陶器の色合いは淡くくすんだ色味であることが多く、手に持った時にもやさしい重みで美しい曲線を描くフォルムが特徴的です。長く使っていくうちに食器の表面には「貫入」と呼ばれる細かいひび割れのような模様ができてきますが、これも陶器のお皿の味わいの一つです。